院長挨拶

院長挨拶

 この度、令和6年4月よりおおしま眼科八尾クリニックの院長に就任させていただきます、小島美帆でございます。私は京都府立医科大学を卒業後、同眼科学教室に入局し、大学病院での研修を経て、約10年間、大学の基幹病院や眼科専門病院で勤務しておりました。その中で私の人生を変えることになる恩師との出会いがあり、斜視弱視、小児診療を専門にしたいという強い思いを抱き、さらに専門性を高めるため京都府立医科大学眼科大学院に進み、「斜視弱視、視機能グループ」の一員として大学病院で診療および臨床研究に従事してまいりました。大学病院では、赤ちゃんから大人まで、かつて自分が経験したことのない、診断に苦慮する患者さんや複雑に病態の絡み合った患者さんを担当するとともに、学会発表や論文作成を通じて、物事をロジカルに科学的に考える力が養われました。
 斜視弱視診療をしていると、大人の患者さんはもちろんですが、小児の患者さんも非常に多く、親御さんに十分な説明をし、納得して頂くことの重要性、信頼関係を築いて治療を継続して頂くことの重要性を日々痛感します。また、子どもは一人一人心身の発達が異なり、その点も加味してお子さんと接することが大変重要です。私自身も子どもを持つ母親として、出来る限り親御さんの気持ちに寄り添った医療を提供するよう心掛けています。私は研修医の頃、指導医から「患者さんの主訴は何か?を常に考えなさい。」と言われました。ずっとその言葉が頭に残っており、今後もその言葉を忘れず八尾市および近隣地域にお住まいの皆さんの眼科医療の一端を担えるよう努力したいと考えています。
 当院では最新の白内障手術や多焦点眼内レンズによる老眼治療、網膜剥離など緊急性を要する網膜硝子体手術や眼瞼下垂などの眼形成手術もすべて日帰りで、各分野の経験豊富な医師が専門性の高い医療を提供しております。その上で前任の池本淳子先生が築かれた、当院の小児眼科の柱もしっかり守り続け、さらに強固なものにしていきたいと考えております。
 「最先端の眼科医療を身近な地域医療として提供する」 「すべての患者さんの安心と満足のために」という当医療法人グループの理念のもとで、お子様からご年配の方まで、幅広い世代の方に最適な医療を提供できるよう、日々研鑽してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

院長紹介:小島 美帆

経歴
おおしま眼科八尾クリニック 院長 小島 美帆おおしま眼科八尾クリニック 院長 小島 美帆
2005年 京都府立医科大学 卒業
2008年 済生会滋賀県病院
2011年 済生会中津病院
2012年 バプテスト眼科クリニック
2013年 京都第二赤十字病院
2015年 京都市立病院 医長
2017年 京都府立医科大学眼科学教室大学院医学研究科
2022年 おおしま眼科クリニック 専任医師
2024年 おおしま眼科八尾クリニック 院長
資格
  • 日本眼科学会眼科専門医
  • ボトックス治療認定医
  • オルソケラトロジー講習会終了
所属学会
  • 日本眼科学会
  • 日本弱視斜視学会
  • 日本小児眼科学会
  • 日本白内障屈折矯正手術学会

理事長挨拶

 医療法人聖佑会は「最先端の眼科治療をもっと身近な地域医療として広めること」を理念に、2014年に大阪府高槻市に発足した眼科日帰り手術を専門とする医療グループです。2024年4月現在は、難治性白内障手術や網膜剥離などの網膜硝子体疾患を中心に治療する「おおしま眼科クリニック」と、多焦点眼内レンズを用いた老眼治療の白内障手術、眼内コンタクトレンズ(ICL)を用いた近視矯正手術や眼瞼下垂などの眼形成手術を得意とする2018年開設の「おおしま眼科八尾クリニック」および2021年開設の「おおしま眼科松原クリニック」から構成されています。今年の2月で法人設立して十年という節目になりますが、昨年一年間のグループ全体の手術件数は約5000例を数えました。その中には緊急性を要する手術も数多く含まれており、診断と治療の迅速性と確実性をモットーにスタッフが一丸となって頑張ってきた結果、いずれの専門クリニックともに地域の眼科医療の中核的な役割を担っています。とりわけ、八尾院では白内障だけでなく、ICL近視矯正手術や高度な技術を要する網膜剥離などの網膜硝子体疾患の日帰り手術を専門としている特殊性もあって、遠方からお越しの患者さんも少なくありません。
 本年4月より新たに院長に着任する小島医師は斜視・弱視のエキスパートであり、小児眼科を得意とする小島院長は「このクリニックを地域の皆さんから信頼される南大阪地区の眼科医療の中核施設としてさらに発展させたい」という並々ならぬ強い情熱を抱いていますので、その気持ちに応えるべく、小児の近視・弱視治療、オルソケラトロジーによる学童期の近視治療に力を入れながら、新たに眼科手術のスペシャリストである元多根記念眼科病院長の櫻井医師を招聘し、白内障手術や眼瞼手術のみならず、網膜剥離などの緊急性の高い病気の治療も積極的に受け入れる体制を整え、最新鋭の設備と経験豊富な医療チームスタッフを揃えました。そして、私自身もこの最先端の眼科クリニックでの診療と手術に携わり、小島院長と二人三脚で、一般的な眼科疾患も幅広くカバーしながら、外来診療と手術の両面で専門性を高め、どなたからも頼りにされるような眼科クリニックを継続してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

理事退任の挨拶

 令和 6 年3月末をもって医療法人聖佑会おおしま眼科グループの理事を退任することをお知らせいたします。約6年間、八尾院での眼科医療に従事し、地域の皆様より常に心温かいご愛顧を頂き誠に有難うございました。私自身も沢山のことを患者様から学び、医師としての成長を実感できた日々でした。おおしま眼科グループの一員として研鑽した貴重な経験を生かして、このたび本年7月より自分自身のライフワークである小児の近視治療にさらに特化した眼科専門クリニックを大阪市内で開設することになりました。なお、八尾院では非常勤医師として毎週木曜日にオルソケラトロジーを含めた近視治療を継続して参ります。
 大島理事長には、私の医師としての成長を支えてくださり、また眼科医としての新たな一歩を踏み出すことをサポートしてくださることに心から感謝しております。これからも医療法人聖佑会で学んだ理念を継続し、地域の患者様に寄り添い、健康と幸福に貢献することを使命として眼科診療を続けていきたいと思います。皆様のご支援とご指導があってこその今日であり、これからの日々も変わらぬご支援をお願い申し上げます。

医療法人聖佑会日帰り手術ネットワーク

~幅広い地域から検査や手術にお越しいただいております~

検査・手術にお越しいただいている地域